転職用の職務経歴書を書く前に考えるべき大事なポイント

はじめに

先日、以下のようなツイートをしました。

①~④までの連投なんですが思いの外反響がありまして、リプライで「もっと詳細をブログで書いて欲しい」的なことを言われたので今回書くことにしました。

ブログは書き慣れていないので、温かい目で見守りつつ読んで頂けると嬉しいです。

ツイートした理由

そもそもなぜあのようなツイートをしたのか説明します。

ツイートに書いてある通りなんですが、最近、自分の周りのエンジニア界隈で転職した方や転職活動は始めた方の話を聞くことがあり、その中でみなさん職務経歴書を書くことに苦労しているように感じました。

僕は業務上、採用する側と採用される側の両方と関わりがあるため、自分の感じていることを共有したら役に立つのではないかと思ってツイートしました。

考えるべき大事なポイント

僕は転職が悪いことだとは思っていませんが、まれに「あなたには本当に転職が必要なのか?」と思うような人がいます。

もちろん本人が必要だと思うのだから必要なんでしょうけど、短絡的に「今の業務(会社)から逃げ出したい」という気持ちで転職するのは考えものです。

結果的に転職する/しないに関わらず、考えるべき大事なポイントは”なぜ転職しようと思ったのか”を深掘りすることだと思います。

転職理由を深掘りする方法

”なぜ転職しようと思ったのか”を深掘りするのが大事といいましたが、自分自身でこれがちゃんと腹落ちしていないと転職先でも「あ、やっぱ違うかも」のような結果になってしまいます。

そこで、なぜ転職したいのかを自分自身で理解するために転職理由を深掘りしてみましょう。

やり方は様々あるとは思いますが、ここでは有名な”なぜなぜ分析”を活用します。

やり方は簡単です。ひたすら転職理由を「なぜ」で掘り下げてください。

例えばこんな感じです。

  1. 転職したい → なぜ?
  2. 開発やりたいけど今の会社だとできないから → なぜ開発をしたいの?
  3. Webサービスを作りたいから → なぜWebサービスなの?アプリやパッケージ製品じゃダメなの?
  4. アプリでもいいけど、Webサービスは誰でも使えるのでいろんな人の役に立つから。あとカッコいい! → いろんな人の役に立つならWebサービスじゃなくてもいいと思うけど、なぜWebサービス(アプリ)なの?
  5. 自分が使って便利なWebサービスがあったのでこういうのを自分でも作りたいな~って思ったから

はい、ここで一旦ストップ!

最後の回答がポイントです。

「こういうのを自分でも作りたいな~って思った」。ここです。ここが僕が一番大事にしているポイントです。

この例の場合、とあるWebサービスを使った時に「すごい!」「便利!」などの”感情が動いた瞬間がある”というのがポイントです。

この”感情が動いた瞬間”のエピソードを大事にして欲しいと考えています。

そしてこのエピソードをより具体的に深掘りしましょう。エピソードは複数あっても大丈夫ですが、おそらく本当のきっかけとなるエピソードはひとつしか無いはずです。そしてそれはあなた自身にしか見つけられません。ぜひ”感情が動いた瞬間のエピソード”を見つけましょう。

このエピソードを具体的(いつ、どんなシチュエーションで、etc...)に深掘りするだけで転職理由の土台作りとしては活用できると思います。

欲張りな人でもっと深掘りしたい人は、さらに”なぜ感情が動いたのか”をなぜなぜ分析で深掘りするといいと思います。

掘り下げていくと、もしかしたら「あ、俺、転職する必要ないかも。もうちょっと今の会社でチャレンジしみよう!」とか、「もっと別の観点で仕事を探してみようかな」などの新しい発見があるかもしれません。

この辺りは本当に千差万別のため、一人ひとりが考える必要があります。でも一人で考えるのが難しいときは誰かと会話しながら深掘りするのをオススメします。言葉にすることで自分の考えを整理できますし、相手がいることで自分に対して客観的にアドバイスをしてもらえます。

ひとりで転職しようか悩んで立ち止まっている方は、いちど信用できる第三者に相談してみましょう。

次の転職活動に向けて

さて、結構な長文で僕の考える大事なポイントを書きましたが、実はこれだけでは転職するための準備としては不十分です。

なぜならまだ職務経歴書を書いていないからです。(当たり前

というわけで、転職が必要と判断した方は引き続き転職活動の準備を進めましょう。

ざっくりと転職活動の流れを以下に示しますが、土台ができたことで以降のステップが進めやすくなると思います。

  1. 転職理由を深掘りする
  2. 職務経歴書を作成する
  3. 求職活動をする(転職サイトで応募する、エージェントを使う、etc...)
  4. 面接の準備をする
  5. 面接をする

最近は#インフラ勉強会というコミュニティで職務経歴書を公開して参加者たちに添削してもらうオンラインセッションもありますので、興味のある方はご活用ください。

また、転職活動に正解は無いため、あくまで考え方のひとつとして参考にしてください。

以上で本記事は終わりです。

慣れないブログで読みづらい点も多々あったかと思いますが、コメントを頂けると次回以降の改善に繋がりますので嬉しいです。あと僕のモチベーションに繋がります!!

ここまで長文を読んで頂きありがとうございました。


おまけ

突発で今回のブログを書きましたが、自分の考えを文章に書き起こすのは非常に大変ですね。ただでさえ僕は文字でのアウトプットがとんでもなく遅い人間なので、世の中のブログや本をたくさん書いている人たちを尊敬します。

ただ、こうやってブログを書くことで自分の考えを整理することができました。 きっかけを与えてくれたKANEさん(@higuyume)には感謝です。

また何かの機会があればブログを更新したいと思います。

ありがとうございました!